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毎日にわくわく と どきどきを

人生に影響を与えた1冊

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

 

このお題をみた時に心がときめいたので、ヨガや断捨離、SWと書きたい記事はあるけれど…優先して書いてしまいたいと思います。

 

 

すいかの匂い 江國香織

すいかの匂い (新潮文庫)

すいかの匂い (新潮文庫)

 

とても迷ってこの一冊
選んだ理由は、本を読む楽しさを知ったから。

 

子どもの頃から読書は比較的好きで、学校の図書の時間に借りた本を読みながら帰ったりしていました。一度読み始めると集中しちゃうのはこの時からかも。

それまで読んでいたのは、シャーロック・ホームズ怪人二十面相なんだかんだ名探偵といった推理小説ものばかり。

母がよく推理小説を読んでいたからというのも大きいけれど、落ちというか山があるお話しか読むことができなかったのです。

 

あらかた推理小説は読み切って、中学生になり読書とは無縁の生活を送っていたのですが、ある日ふと寄った学校の図書館に「夏におすすめの小説」としてこの本が置いてあったのです。

表紙の可愛さとタイトルに惹かれたという理由で読んだのですが、衝撃を受けました。

日常を切り取っただけなのに、時にきらきらと時に痛々しくわたしに突き刺さる文章に心がぐっと掴まれたのでした。
また、犯人がいるわけでもない、すぱっと終わるだけでもない、曖昧模糊な部分が作品の情緒というのか、余韻を引き立ててくれるのも堪らなく心地よかったです。

 

短編小説というものもをこの時初めて読んだのですが、一気に集中しなくて楽ちんで読みやすいと感動したものです。

 

いまでも夏になると一度は読み返す一冊。
江國香織さんのみずみずしい文章は夏にぴったりです。
興味があればぜひ!

 

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